脳は、
どんなすごいコンピュータよりも
とても高い能力がありますが、
すごい「 弱点 」もあります。
これは、
「 主語を理解できない 」
ということです。
このことは脳科学の分野では
よく言われています。
たとえば、
相手の悪口を言うと
脳は、
自分自身に悪口を言っていると
判断してしまいます。
そして、
自分も傷つき気分が悪くなります。
その結果、言っている本人もなぜか
自己嫌悪におちいるのです。
思い出してみてください。
あなたが、
会社の同僚のことを
陰で悪く言ったあと
なんか自分が「 陰口を言われている 」
ようなそんな感覚ありませんか?
またあるいは、
子どものささいな行動やイタズラに
思いっきり叱ったあと、
スッキリしない状態になったり
さらには、
もっとエスカレートして
ヒステリックにおこってしまい
あとで後悔したことありませんか?
これは、
脳の構造のためなのです。
怒ったり、悪口や陰口をいうと
自分で自分のことを無意識に
攻撃している状態ななります。
そうなると、自己防衛本能が働き
より攻撃的になったり、
殻に閉じこもったりするのです。
これは、
ビジネスでも勉強でもスポーツでも
なんでも言えます。
相手を蹴り落とそうとして
相手の失敗を願ったりすると
自分も知らずに「 見えない鎖 」
に縛られて持っている実力を
発揮できずに、うまく成功
できなくなってしまうのです。
逆に、
相手の成功や幸せを心底願ったり
一生懸命、応援したりすると
自分の脳は「 成功や幸せ 」をつかむため
持っている「 脳力 」の
リミッターがはずれて
今まで以上の力を発揮するのです。
たとえば、
ゴルフ選手のタイガー・ウッズさんは
ここ一番の大勝負の瞬間は、
「 対戦相手が上手くいきますように! 」
と祈るそうです。
調べてみて下さい
真に成功している人は必ず
「 相手や他の人の成功 」を
真剣に考えているはずです。
あなたにも、
脳の構造を理解して言葉遣いなどを
研究してみてはいかがですか?
ー 日本脳力開発協会のブログより ー