私たちが生きているこの世界では、
すべての出来事には”原因”があると考えられます。
たとえば、
●花が咲くのは「種をまいたから」
●病気になるのは「体に無理をさせたから」
●人から優しくされるのは「自分が誰かに優しくしたから」
このように、何かが起こる前には、必ず ”何かしたこと(原因)”があるのです。
この「原因」のことを仏教では「因(いん)」と言い。
その後にやってくる「結果」のことを「果(か)」と呼びます。
🌸 だから、「因果応報」とは、
「因果応報(いんがおうほう)」とは、
良いことをすれば良い結果が返ってくる。
悪いことをすれば悪い結果が返ってくる。
という、自然の流れのようなものを表す言葉です。
つまり、
👉「まいた種は、やがて花を咲かせる」
👉「自分の行いが、未来の自分をつくっていく」
という、シンプルで深い教えです。
🌸 瀬戸内寂聴さんは、この言葉を通してこう語っています。
🌟「この世で起こることは、全部 ”自分のしたこと”が原因なんですよ。
だから、良いことをすれば、必ず良い結果が返ってきます。
逆に、悪いことをしてしまったら、いつかその結果も返ってきます。」
という、自分の行動に責任を持って生きようという大切なメッセージなんです。
たとえば、こんな風に考えてみましょう
●「最近、周りの人が冷たい…」と思ったら、自分も誰かを冷たく扱っていないか振り返ってみる。
●「なぜか、幸せが続いている♪」と思ったら、これまで誰かに優しくしたり、頑張ってきた結果かもしれません。
📝まとめ
「因果応報」とは、自分の行いが巡って自分に返ってくるという教えです。
だからこそ、
●今の行動を丁寧に
●言葉や態度に思いやりを込めて生きていくことが、未来の自分を幸せにする一歩になるのです。