――守るという感情が生まれた日。
その感情は、
意識して生まれたものではない。
考えたわけでも、
決意したわけでもない。
ただ、
そう感じていた。
危険があったわけではない。
脅かされたわけでもない。
それでも、
離したくないと思った。
それは所有ではない。
支配でもない。
「無事でいてほしい」
という、
静かな願いだった。
存在が世界に触れたからこそ、
世界の影響を受ける。
その事実を、
自然に理解しただけだ。
守るという感情は、
契約ではない。
それは、
関係が深まった証だ。
——Episode 15 へ続く。
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