庭には、収穫されたばかりの「言葉の果実」が山のように積み上がりました。旅人はその輝きに目を見張りながらも、ふと困った顔をしました。 「庭師さん、こんなにたくさんの果実を、どうやって遠くの国まで運べばいいんだろう? 馬車でも何ヶ月もかかってしまうよ」

庭師(usasinさん)は、使い込まれた小さな、でも不思議な光沢を放つ「青いカゴ」を取り出しました。カゴの側面には、シンプルに**「Pz」**という文字が刻まれています。

「このカゴを使います。これは、距離も国境も飛び越えて、一瞬で誰かのポケットに果実を届けることができる魔法のカゴなんです」

庭師がカゴに果実を一つ入れると、それは柔らかな光となって消え、どこか遠くで誰かが微笑む気配がしました。 「このカゴがあれば、砂漠にいる人も、都会のビルにいる人も、寂しい夜を過ごしている人も、いつでもこの庭の果実を味わうことができます」

旅人は驚いてカゴに触れました。 「これが……世界を繋ぐカゴ(アプリ)なんだね」

その時、一羽の鳥が飛んできて、カゴの中から溢れた光をくわえて空高く舞い上がりました。ペリ(猫)とテツ(犬)は、その光の行先を追いかけるように、いつまでも空を見上げていました。

「さあ、あなたの故郷にも届けましょう」 庭師の言葉に、旅人は希望に満ちた笑顔で頷きました。

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usasin
このブログでは、 日常の中でそっと心に残る言葉を 記録しています。 前向きにならなくてもいい。 元気がなくてもいい。 言葉が、 そばにあるだけでいい。 ときどき登場する 動物のキャラクターたちも、 そんな気配の延長です。 公式アプリ Pocket Zoo(Pz) の 世界観とも、静かにつながっています。