第11話 画面の端に、いる理由
usasin

その動物は、
画面の中央には来ません。
主役の顔を
隠すこともなく、
注意を奪うこともない。
いつも、
端にいる。
それは、
遠慮しているからではありません。
目立つ必要が
ないからです。
人は、
画面の中央に
多くのものを置きます。
予定。
作業。
通知。
数字。
大事なものほど、
真ん中に集めたくなる。
でも、
本当に必要なものは、
常に真ん中に
あるでしょうか。
画面の端には、
余白があります。
触れなくてもいい場所。
見なくてもいい場所。
それでも、
消えてはいない場所。
動物が
そこにいるのは、
理由があります。
人が
集中しているとき、
邪魔をしないため。
人が
疲れたとき、
視界に入るため。
画面の端は、
戻る場所です。
何かに
行き詰まったとき、
ふと目をやる場所。
動物は、
人の流れを
止めません。
でも、
壊させません。
中央に来てしまうと、
比較が始まります。
役に立つか。
効率的か。
必要かどうか。
画面の端なら、
比較されない。
評価も
競争も
起きない。
Pzが
画面の端を
選んだ理由は、
ここにあります。
主張しない。
割り込まない。
指示を出さない。
それでも、
在り続ける。
動物は、
「見てほしい」と
思っていません。
「忘れないで」と
言っているわけでもありません。
ただ、
必要なときに
見つけてもらえればいい。
人は、
ずっと
前を見続けられません。
だからこそ、
横に、
端に、
居場所が必要です。
もし今、
画面の端に
小さな存在が見えたら。
それは、
あなたの注意を
奪うためではありません。
注意を
取り戻すために
そこにいます。
※この物語は、
売るために書かれています。
でも、
目立たない場所の話でもあります。
それを選び続ける存在として、
Pzは
静かに存在しています。
ABOUT ME
usasin
このブログでは、
日常の中でそっと心に残る言葉を
記録しています。 前向きにならなくてもいい。
元気がなくてもいい。 言葉が、
そばにあるだけでいい。 ときどき登場する
動物のキャラクターたちも、
そんな気配の延長です。 公式アプリ Pocket Zoo(Pz) の
世界観とも、静かにつながっています。











