1.世界最長の二層構造橋
瀬戸大橋は、1988年に開通した世界初の二層構造の長大橋であり、全長は約13.1kmです。橋の上層は道路、下層は鉄道が走る複合構造で、複数の橋が連なって構造されています。
2.瀬戸内海の特定の風を考慮して設計された
瀬戸大橋は、瀬戸内海に吹く強風に耐えられるよう設計されました。特に、台風や季節風に対応するために、風速60m/sに耐えられる構造が採用されています。
3.建設に10年と1兆円以上を要した
瀬戸大橋の建設は、1978年にはじまり、10年以上をかけて完成しました。総工費は1兆1.338億円とされ、当時の巨大プロジェクトの一つでした。
4.国際的な賞を受賞
瀬戸大橋は、アメリカ土木学会(ASCE)によって「Outstanding Civil Engineering Achievement Award 」を受賞しており、国際的にもその設計と建設技術が高く評価されています。
5.約9000人の作業員が関与
建設には役9000人の作業が参加し、彼ら労力と技術がこの巨大なプロジェクトを支えました。また、多くの作業員が橋の周辺に住み込みで働きました。
6.長さだけでなく高度も圧巻
瀬戸大橋の最高地点にある橋脚の高さは、海面から194mです。これは日本の高層ビルに匹敵する高さであり、橋脚からの眺望は壮観です。
7.観光名所としても人気
瀬戸大橋は観光地としても人気があり、橋の眺望を楽しむための「 瀬戸大橋スカイツアー 」などが行われています。特に夕暮れ時や夜間のライトアップされた橋は絶景です。
8.耐震技術も革新的
瀬戸大橋には、最新の耐震技術が組み込まれています。特に、日本が地震多発国であることから、巨大地震にも耐えられる設計が施されています。
9.マリンライフへの配慮
瀬戸大橋は建設時に海洋生態系への影響を最小限に抑えるため、環境保護の取り組みも行われました。特に周辺の魚類や海鳥の生息環境を守るため対策が講じられています。
10.複数の橋から構成される
瀬戸大橋は、6つの主な橋(吊り橋や斜張橋など)といくつかの高架橋から構成されています。これにより、風景が変化し、橋の上から見える景観も場所ごとに異なる魅力です。