素敵な話

【 泣いてもいいよ、そばにいるから 】

 

 

長く続く母の介護。

娘は仕事を辞め、昼夜問わず母に寄り添う生活を続けていました。
感謝されるどこらか、認知症の症状で怒鳴られる日々。

疲れ切ったある夜、娘は静かに涙を流していました。
その様子を見ていた父が、そっと横に座り、言ったのです。

「泣いてもいいよ、そばにいるから」

その一言に、娘は堰を切ったように泣き続けました。
気丈にふるまってきた彼女にとって、
「泣いてもいい」という言葉は、
心をほどく鍵になったのです。

強さとは、我慢をすることではなく、
誰かに甘えられることかもしれません。
そして、そっと寄り添う言葉こそ、
人の心を救う力があるのです。

次回は、いじめを乗り越えた少年が、先生にかけられ「君には味方がいるよ」という言葉に救われたエピソードを紹介します。
言葉のぬくもりが届く瞬間を、どうぞお楽しみに。

 

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perispapa
本業 = 派遣社員:時給 1000 円、 残業なし・賞与なし・退職金なし 、 第二の人生は、 遊んで暮らす計画をしています。 分散投資 = はじめました。
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