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それには理由があります。
第二次世界大戦後、日本は強烈な物価上昇に見舞われました。
生産ラインが破壊され商品が作れず、かつ大量の国債発行に
よって市場にお金が溢れていました。
お金が大量にあるけれども物がないという状態に陥ってしまいました。
その結果、物価が急激に上がったのです。
そこで政府は貯蓄状況委員会を作り国民にひたすら貯金を呼びかけたのです。
これが日本人が貯金大好きになった最も大きな理由だと言えます。
貯金しない人間は非国民だとキャッチコピーまで生まれています。
今の2世代前以上の人たちが郵便貯金が大好きなのは、
当時の経済対策が大きく関係しています。
そしてその考え方は家庭内教育により
親から子に伝わり現在に至るという訳です。
つまり日本人が銀行預金が好きなのは単に戦争直後の経済環境が
影響していただけであり、お金についての正しい価値観でも何でもない訳です。
単なる政府のプロモーションの結果でしかありません。
現在は、NISA や i DeCo などの投資を進めていますから
お金に対する偏見をなくしていきましょう。
引用元: お金の先生より
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